歯磨きのプロでもセルフケアで全ての歯の汚れを除去することは難しいと言われております。専用の器具や機械を使用して汚れを除去しお口の中の細菌を少しでも減らすことが、虫歯・歯周病の予防において大変重要です。病気が発症しにくい口腔内環境をつくり、健康な状態を維持できるように日頃から定期的なメンテナンスを受けましょう。
初めに歯周組織の検査を行い、歯肉の炎症具合や歯周ポケットの深さ、歯石の付着具合を把握します。
また、歯周ポケットに入り込んだ歯石を専用の器具を用い触診を行い、出血の有無や歯のぐらつきがないかの動揺度チェックも行います。
歯周病になると歯周ポケットが深くなりますので、その深さを知ることは歯周病の進行度合いを知る上で大変重要です。軽度の歯周病ではポケットの深さ3mm以下、中等度では4~6mm、重度では7mm以上と言われております。
まず歯に付着したプラーク(歯垢)を染色し、磨き残しのある場所を把握します。その後ご自身で見て頂きながら、正しい歯磨きの仕方を指導します。
綺麗な口腔内を維持するには、家庭でのブラッシングやセルフケアが重要ですので、メンテナンスの際には口腔清掃状態を毎回チェックさせて頂きます。
歯の表面に付着した歯石やプラーク(歯垢)を専用の器具を使って取り除く治療です。超音波スケーラーを使って毎日のブラッシングでは取り除けない歯石を落としていきます。
歯石を除去することで、歯の表面が滑らかになり汚れや細菌が付着しにくくなります。歯茎からの出血や口臭を予防することが出来ます。
ルートプレーニングが必要になるのは主に中等度以上の歯周病の方で、
細菌により汚染された歯根の表面を、器具を使って滑らかにする治療です。
歯周病が進行すると歯周ポケットが深くなり、ポケットの奥にまで歯石や汚れが付着してしまいます。このポケット内の細菌毒性が歯を支えている歯槽骨を破壊し、歯を失ってしまうのです。
ルートプレーニングは歯根表面をツルツルの状態にし、歯垢が溜まりにくい状態にすることで、歯肉の再付着を促します。
歯周病治療には欠かせない処置の一つです。
「プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング」の略称で、清掃効果の高い研磨剤や電動の機器を使用して行う歯のクリーニングのことです。「機械的歯面清掃」とも呼ばれ、着色や歯磨きで磨き残したプラーク(歯垢)を徹底的に取り除き、虫歯や歯周病になりにくいお口の中に近付けることができます。また、フッ素が配合されたペーストで歯の環境を整えます。
歯のクリーニングの一種で、パウダー状にした炭酸水素ナトリウム(重層)やグリシン(アミノ酸の一種)を、強力なジェット水流で歯に吹きつけて汚れを落とすクリーニングのことです。PMTCでは落とせないガンコな着色汚れ、タバコのヤニ、コーヒーによるステイン汚れを綺麗にすることができます。一般的に、1回30分の施術で、歯本来の白さを取り戻すことができます。また施術後は歯の表面をツルツルに仕上げることで、プラーク(歯垢)がつきにくくなります。